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映画や本やおいしいものについて

ドミノ/恩田陸

 

ドミノ 角川文庫

ドミノ 角川文庫

 

 
■あらすじ
一億円の契約書の戻りを待つ締め日直前の銀行。オーディションの直前に下剤を盛られた子役の少女。ミステリ研究会の次期代表の ために推理勝負を繰り広げる大学生。恋人との上手い別れ話を画策する青年。地方から俳句仲間とのオフ会に上京し迷子になった老人。俳句仲間を待つ警察 OB。来日している映画監督と迷子のペット。東京駅周辺で繰り広げられる、全くの他人である彼らがすれ違ったり協力したり対立したりの群像劇。

 

kindleにて

風邪っぴきで寝込んでいた時に一気読み。軽く読めるしわかりやすいし面白いし、頭の回らない状態でも十分すぎるくらい楽しめました。

舞台は東京駅周辺。おそらく日本で一番訪れたことのある人の多いであろう場所で、次々に起こるあれやこれやそれや。登場人物がめちゃくちゃに多いので混乱するかと思いきや、ひとりひとりのキャラが立っているのでほとんど人物一覧を参照することなく読むことができました。

尺を調整するのがものすごく大変そうだけど、映像化されても面白いんじゃないかなー。