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映画や本やおいしいものについて

1001グラム ハカリしれない恋のこと@Bunkamura ル・シネマ


映画『1001グラム ハカリしれない愛のこと』予告編

 

■あらすじ
ノルウェーの計量研究所に勤める科学者マリエは、計測のエキスパート。スキーのジャンプ台の長さやガソリンスタンドの給油機の精度まで なんでも正確に測定することができる。どんなことも正確な彼女だが、結婚生活は上手く行かずに離婚調停中。そんな時、唯一の肉親である父親が病に倒れ、父 の代わりにパリで開かれる国際セミナーに参加することに。1キログラムちょうどのノルウェー国際キログラム原器を持って、パリへと旅立つ。

 

 

 「ホ ルテンさんのはじめての冒険」「キッチン・ストーリー」「クリスマスのその夜に」と、この監督の作品に当たりが多かったので期待を込めて鑑賞。予告だとご くありきたりな恋愛映画のような印象だったけど、それでも独特のシュールさや画面の美しさは健在。本当にこういう研究機関があるの?いやないでしょ、と理 解しつつも本当にこういう施設があってこういう会合があるのかもと思わせる謎のリアリティがあって、現実と創作の狭間を漂っているような作風がとても楽し いんだなぁ。

これまでの作品に比べると近代的というか現代的というか、そんな印象でした。ただ、各国の代表が水色の傘をさして連なって歩 くシーンや独特の音楽にはこれまでの系譜を感じたような。気がする。ストーリーは淡々と進むし、マリエは表情が一切ないし、ともすれば退屈な展開だけど、 それゆえに最後のシーンが生きてきてとてもよかった。

なんでも正確に計測するマリエが「パイ」と言う無理数である円周率と同じ名前を持つ人と出会うっていうのもまた面白い。

■関連作品

ホルテンさんのはじめての冒険 [DVD]

ホルテンさんのはじめての冒険 [DVD]

 
クリスマスのその夜に [DVD]

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