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sasame-goto.

映画や本やおいしいものについて

ヘイトフル・エイト@シネマサンシャイン池袋




■あらすじ
南北戦争終結から数年後の冬、ワイオミング州の山中、雪の中を走る駅馬車 の行く手をふさぐ3体の遺体の上に座る賞金稼ぎの元北軍少佐・ウォーレン。馬が死んで立ち往生していたウォーレンは駅馬車の御者、オービーに同乗を求める が、オービーはチャーター便であるため依頼主の許可を取れと言う。駅馬車をチャーターしたのは同じ賞金稼ぎのジョン・ルース、彼は生死を問わない賞金首で あっても敢えて生かしたまま引渡し絞首刑にするため『絞首人』と呼ばれていた。絞首人・ルースは1万ドルの賞金首であるデイジーと手錠でつながっているた め同行に難色を示すが、ウォーレンの3遺体も合計8千ドルの賞金首でありデイジーに興味が無いことを主張し同行を認められる。その後ウォーレンと同じよう に馬に死なれたクリスも、目的地であるレッドロックの新任保安官であることを糸口に同乗する。
猛吹雪が迫りレッドロックへたどり着くのは難しく なったため、彼らはレッドロックに最も近い停車場であるミニーの店で嵐をやりすごすことにする。店にはミニーもデイブも不在で店をまかされたというメキシ コ人・ボブ、同じように足止めにあった駅馬車の乗客たち、よくしゃべる小男でレッドロックの執行人である言うモブレイ、物静かなカウボーイ・ゲイジ、元南 軍のスミサーズ将軍がいた。冬の嵐に閉じ込められ偶然居合わせた9人の男女の長い夜が始まる。
Wikipediaヘイトフル・エイト」2016年3月13日 (日) 23:04(UTC)より

 

上映開始してすぐにババーンと表示される「タランティーノ監督第8作!」の昭和感が素敵。とは言え、タランティーノ作品は二作品くらいしか観たことがないの で「よう喋る」と「血飛沫」というイメージのみでそれほど詳しくはないです。…ということをとりあえず前置きにして感想をば~。

「よう喋る」はとくに前半がすごかった。ミニーの店に到着するまでに全体の3分の1は尺を使ったんじゃなかろうか。あまり意味のない会話のはずが登場人物の人間性が垣間見えてなかなか面白い。しかし如何せん長い。あまりにも長い。笑

そしていよいよ始まる密室劇。ジジイとババアで画面が埋め尽くされる上に口も悪いし性格も歪んでいるという地獄のような密室で巻き起こる会話劇。はなから凶暴そうな人間はもちろん、大人しそうに見える人物も牙を隠し持っているようで、誰も彼もが怪しくて面白かった!

言 葉の応酬が銃弾に変わる後半は血飛沫血飛沫エンダ血飛沫で、これでもかと言わんばかりに吹き出し飛び散る鮮血!毒入りコーヒーあたりから一気に加速してば たばたと退場していく人々。それでも一向に真相は見えないまま、突然放たれる銃弾で急展開に。ミステリとして売り出されて居たので「画面外にいなかった第 三者の登場」という展開はズルイの一言に尽きる。しかしここから加速度的に展開する、時間軸を行き来しての種明かしが凄かった。

いやーで も確かに密室だしミステリ要素もなくはないけど「今度のタランティーノは密室ミステリー!」と銘打ってしまうのは何か違う気がするな~。なんだか最近広告 に文句をつけてばっかりだけど、配給するなら正しく誤解のない広告を打ってほしい…。作品に罪はないので無駄な誤解を生じさせるのはよくないのではなかろ うか。もにょもにょしてしまう~。