■あらすじ
老作家と共に暮らす「赤井赤子」。丸いお尻が自慢の赤子の正体は、なんと作家の飼っている赤い金魚だった。こっそりと愛を育みながら生活をする二人だったが、ある日、老作家の元恋人を名乗る謎の女が現れる。老作家と金魚の恋の行く先は――?
おきゃんな赤子ちゃんが可愛い。とにかく可愛い。とにかくひたすらに可愛い。ころころ変わる表情も、お出掛けする時に肩から提げた水筒がちゃぷちゃぷ鳴るの も、何もかもがかわいい!そして、赤い尾鰭をひらひらと揺らすように踊る金魚ダンスのかわいいことと言ったら…!随所に散見される突飛すぎる展開も、赤子 の可愛さで全てカバーされていた気がする。
予告やビジュアルを見て幻想怪奇的なお話なのかと思いきや、けしてそんなことはなく。作家としても男としても老いて行く老作家の苦悩なんかも描かれているんですが、二階堂ふみ演じる赤子の可愛さが全面に出過ぎていて、作家の心情については描き足りなかったような気も。
原作は会話劇のような禅問答のような不思議な味わいがあるそうなので、読んでみたいなぁ。とても気になる。
実はバルト9に初めて行ったんだけど、上映中に外の音が聞こえまくりで最低最悪の映画館だったよう…。1階の発券機が大混雑なのにスタッフは一人もいないわエレベーター乗るのに20分かかるわでいろいろ有り得なかったので、今後はできる限り避けたい…。
■関連作品
蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (講談社文芸文庫)
- 作者: 室生犀星,久保忠夫
- 出版社/メーカー: 講談社
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