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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅@新宿ピカデリー


映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』 予告編

 

■あらすじ
魔法動物学者のニュート・スキャマンダーは、調査のためにニューヨークを訪れた。しかし、たまたま出会った人間のジェイコブに魔法拡張スーツを取り違えられ、魔法動物たちが人間の世界に放たれてしまう。なんとか動物たちを回収しようとするニュートだったが、合衆国魔法議会のティナに捕えられてしまい…。

とても面白かった!事前に噂されていた通り、大人のハリポタでした。ハリポタワールドの知識がふんわり…程度の私でも十分楽しめました。

街並みや衣装の細かいところまで作り込まれていて、どこを見ても面白い!そして本作のメインでもある魔法生物たちがとても可愛いです。ちょっと前にtwitterで話題になっていた「秘密にしておきたい動物」タグが好きな人なんかにはたまらないのではないかと思います。ヘビっぽい子とか、爬虫類好きにはたまりませんでした。かわいい…!いつもニュートの肩に乗ってるボウトラックルも可愛かった。草ちゃん…!

キャラクターも魅力的で、とくにジェイコブがとてもよかったー!情けない振り回されキャラのように描かれていたけれど、ものすごく懐が広くて何に対してもフラットなところが格好良かったです。ある意味誰よりも強かったのではないかなぁ。魔法生物にも恐れることなく愛情を持って接していて、この人格ももはやある種の才能なのではなかとも。そんなジェイコブとクイニーのほんのりロマンスもとても可愛かったです。ジェイコブのラストは、魔法生物に噛まれたから記憶が消えなくなっていたなんてオチだったらいいなぁ…と思っていたのですが、ほろ苦くも未来を感じさせるラストでとても良かった。

そんなジェイコブと比較するとクリーデンスが哀れでならない…。やっと手に入った魔法の力があんな結果になるのは辛すぎる。でも煙が地上に上がって行くのをニュートが確認しているので、生存フラグかなーとも思っています。どうなんだろう。ほんの少しでも報われるようなエンディングがあるといいなぁ…。

あと、めちゃくちゃになった街が魔法使いの力でさらっと簡単に修復されてしまって、それはそれでなんだかやるせない…。日常が一瞬で壊されて一瞬で修復されて、記憶まで消されて何もなかったことにされるなんて、手のひらで転がされているというか、とても敵わないのだなぁと思うとすこし怖くなったりもします。

ところでハリポタで言うところの「マグル」が「ノー・マジ」なのは何故なんだろう。ハリポタより前の時代だったからノーマジは差別用語とされてマグルという言葉が生まれたのか、はたまたアメリカではそう呼ばれているだけなのか…?とかそんなところも気になったり。

映画は好きなのにあまり俳優さんそのものに興味を持つことはなかったのですが、エディ・レッドメイン良いなぁ…。「博士と彼女のセオリー」や「リリーのすべて」で見せていた笑顔がとても印象的だったのですが、本作でもとても光っていました。真っ直ぐと言うか晴れやかというか、すごくいい笑顔なんだよなぁ…。気になる。

5部作と聞いて驚いたのですが、この楽しさだったら通えてしまえそうです。色々な国を舞台にすると噂で聞いたのだけど、そうすると次はまったく別の国が舞台になるのかな?長く楽しめそうでうれしい限りです。次回作も楽しみだ!

 

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