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すれ違いのダイアリーズ@早稲田松竹


『すれ違いのダイアリーズ』予告編

 

■あらすじ
新任教師のソーンが配属されたのは、電気も水道もない奥地にある水上学校だった。慣れないながらも必死に日々を送っていたある日、前任教師のエーンの記した日記を発見する。自分と同じように寂しさや悩みを抱えながらも奮闘するエーンの姿に共感するうち、ソーンは姿を見たこともないエーンに恋していき…。

裸足の季節」目当てで映画館に足を運び、同時上映のこちらも鑑賞。面白そうだなぁと思いつつも恋愛映画は苦手なので優先順位がずるずると下がって見逃してしまっていたのでありがたい。朝一の上映回でスタバのゆずティーを飲みつつホクホクと鑑賞。持ち込み可の映画館っていいですよねえ…。


タイ映画を観るのはおそらく初めてだったのですが、みずみずしくてとても素敵な作品でした。「すれ違い」というタイトルではあるものの、恋愛物にありがちなヤキモキ感ではなく、少しずつゆっくり歩み寄って行く感じがとても良かった。ソーンが不器用だけど一生懸命で本当にいい奴なので、上手くいくように願わずにはいられない。

そして生徒ちゃんたちがかわいい!とくにゆっくりマイペースな低学年ちゃんがとてもかわいかったです。「あのねぇ、てがみがねぇ…」っておっとり話すのがソーキュートでした!メインはエーンとソーンの恋愛ながらも、父親の漁を手伝うから学校に通えない子供がいる一方で、都会では教育が行き届いていて…という、タイの教育事情の格差についても描かれているのもとてもよかったです。