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映画や本やおいしいものについて

パッセンジャー@池袋HUMAXシネマズ


映画 『パッセンジャー』 予告

 

■あらすじ
新天地への移住を目指し、5000人の乗客を乗せた豪華宇宙船・アヴァロン号。到着までの120年間、人々はコールドスリープにより眠っていたが、乗客の一人であるジムが30年目に目を覚ましてしまう。到着まであと90年。絶望的な状況でジムはある選択を迫られる。


※ネタバレ含みます

予告を見てSF映画だと思い込んでいたので、肩すかしをくらってしまった…。この時点でちょっと第一印象が下がってしまって残念。予告もうちょっとなんとかできなかったのかなぁ…。

予告では二人が『偶然』に目覚めてしまったように描かれているのですが、実のところは一年以上船内で一人で過ごしたジムが孤独に苛まされ、そんな中でポットの中で眠る美しいオーロラに一目惚れして悩みに悩んだ結果、コールドスリープを解除して起こしてしまう…というのがオーロラの目覚めの真相でした。初めは事故だと思っていたオーロラもやがてジムの行動に気付き…という展開。このあたりも予告の印象とはだいぶ違っていてアラララ?と戸惑ってしまった。感想云々以前にあまりにも予告と乖離しすぎていてポカーン…。広告宣伝がちょっとアレなだけで作品そのものには何の罪もないと分かってはいるのだけども、観賞30分ほどの間に「あれ??」となりすぎてなんだかなぁと…。

恋愛系の映画が苦手なのですが、宇宙遊泳のあとのキスシーンは可愛かった!ごつい宇宙服の胸元がぶつかってキスできなくてもだもだする二人がとてもキュート。でも、コピーの「目覚めたのには理由がある」とはどういうことだったんだろう。運命の二人でしたってこと?宇宙船で遥か彼方の星に移住するよりも二人が出会って暮らす事に意味があったということ?わからん…。私にはロマンスがわからぬ…。

設定や宇宙船内のデザインはとても格好良くて最高でした。完璧に制御された理想郷として作られた場所がひどく不健康で不気味な場所に見えるというお話が好きなので(伊藤計劃の『ハーモニー』とか京極夏彦の『ルー=ガルー』とか)、舞台設定が最高!セットも格好良かったなぁ。ドーム型の窓が付いて宇宙空間にせり出すようになっているプールとか、スイッチバック的なターンを見ることができる展望室とか、アジアンダイニング風の飲食店とか、煌びやかなバーとか、とても魅力的でした。お掃除ロボちゃんズも可愛かった。

バーテンのアンドロイド・アーサーがとても良かった~!もっとストーリーに絡んでくると思ったのだけど、意外とそうでもなかったなぁ。ジムとオーロラに亀裂が入るトリガーとなってしまっただけで十分かもしれないけど。あのシーンでジムの秘密を喋ってしまったのは、直前にジムが「二人の間に秘密はない」と断言したのだから仕方ない気がする。アンドロイドは「嘘」には対応できないもんなぁ…。いやー良いキャラでした、アーサー。

ラストシーンで船内に飛んでいた鳥は一体どこからどのように現れたんだろう。動物や種子もコールドスリープで保管されていたのかな…?など、細かいところが気になってしまった私は本当にロマンスがわからんのだな!笑

 

Passengers

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