アイムノットシリアルキラー@シネマカリテ
■あらすじ
アメリカの田舎町にある葬儀屋の息子・ジョンは、殺人や死体に興味を抱く反社会的な傾向のあるソシオパスであると診断を受ける。カウンセラーによる面談を受けていたある日、ジョンの住む町で連続殺人事件が発生する。葬儀屋に運び込まれた遺体からは、内臓の一部が抜き取られていた。興味を抱いたジョンは殺害現場を巡り始めるが、やがて犯人の正体を突き止めてしまい――。
※ネタバレ含みます
「ジェーン・ドゥの解剖」に続き、松竹エクストリームセレクションの第二弾!ソシオパスVSサイコパスと聞いてワクワクが止まらず公開初週に行ってきました。劇場内にはこんなパネルもセットされていて高まる~!周りの画像は順番にチカチカ点滅する仕様。面白いなー。
予告で近所に住む老人・クローリーがサイコパスであることは明かされているのだけど、何も知らずに見た方が楽しめたかもしれない。序盤にクローリーの犯行現場が何度か繰り返されるのですが、凶器が何なのかわからなくて悶々としていたら、なんとクローリーは人外でした!というオチ。オチがポコーン!と勢いよく斜め上に飛んでいった感。タイトルはジョンのことではなくクローリーのこと(もしくはジョンとクローリーのこと)だったのか…。確かにクローリーはサイコパスではないな…サイコパスどころではないな…笑
クローリーは一体何だったのかということには言及されません。悪魔のような、いずれにせよ人間以外の存在であることは確かなのだけど。ただ、クローリーの目的は「朽ちていく自分の臓器や部位を再生させるため人からそれを奪い取る」ということでした。元は一緒に死んでいくつもりだったところ、自分の方が先に老いてしまって妻を一人残すことができなかったのかもしれないと思うと少しせつないなぁなどと思ったのですが、「見つかっていない死体もある」と言っていたので昔から凶行を繰り返していたのだろうか。それ次第でけっこう感想が変わってくるなぁ。
オープニングとエンディング曲が謎のポップさで笑ってしまった。ストーリーにも音楽にも謎のメリハリがつけられていたけど、そんなに高低差出さなくていいよ!笑
あと、まったく気付かなかったのだけど、ジョン役は「かいじゅうたちのいるところ」のあの男の子だったのですね…!そしてクローリーはBtFのドク!?本当に言われるまでまったく気付かなかった…!私の目は節穴です!