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映画や本やおいしいものについて

ハロルドが笑うその日まで/YEBISU GARDEN CINEMA


『ハロルドが笑う その日まで』予告編

 

■あらすじ
ノルウェーで40年に渡り家具やを経営してきたハロルド。老舗の店主として腕を揮ってきた来たが、店の隣にIKEAの北欧最大の店舗がやって来る。あっと言う間に客足は途絶え、没落寸前に。次々に不幸に見舞われたハロルドは、IKEAの創業者であるカンプラードを誘拐することを決意する。

 北欧映画独特の淡々としたどこかシュールな展開で、家族の死や家庭の崩壊さえも何故だかおかしみを持って描かれていました。本来ならものすごくシリアスになるはずが、クスッと笑ってしまう不思議な感覚。いやこれ笑っていいのかな…と思うのは序盤のことで、後半には思ったままににこにこできてしまう不思議な作品でした。

カンプラードのふてぶてしさが最高でした。特にハロルドと共にものすごくピンチな状況に陥るのに、飄々と「俺のタバコ買ってくれた?」なんて口走ってしまったり、ポカスカとマンガみたいに殴り合ったり、どこまでも憎めない奴…。

IKEAって思いっ切り実名出してますが、児童就労疑惑とかナチ疑惑とかバンバン出て来ちゃいます。ナチに関しては「若気の至りで集会に行ったことがあるだけだ」と否定しているし、まぁいいのかな…?

北欧映画は家具がかわいいと常々思っていたのですが、今回もやはり可愛らしかった。機能性を重視しているはずんのキャンピングカーの中でさえなんだかかわいいからすごいなぁ。目にも心にも優しい良い作品でした。