sasame-goto.

映画や本やおいしいものについて

cafe pause@池袋

仕事が暇だったのでフレックスを利用してひとりプレミアムフライデーしました。優雅~と思っていたのですが、調子に乗って小学生モードになりポケモンをゲットしに行ったところ、ものの十分ほどで暑くて暑くてもうだめです…。そんな時にふらっと見つけたこのお店。検索も何もせずたまたま偶然通りがかっただけだたのですが、大当たりでした。ルギアには逃げられたけど良いカフェを見付けたのでよしとする!

■カフェのクリームソーダ

f:id:mach24:20170802205202j:image
普段はクリームソーダなんてめったに注文しないんですが、週末の疲労感+暑さでフラフラにより珍しくオーダー。出てきたのはとってもシンプルな白いクリームソーダ。エルダーフラワーなのかなぁ、ふんわりいい香りがして癒されます。クリームソーダの氷とバニラアイスの間のシャリシャリのところを堪能し尽くしてご満悦。

ちなみに、定番の緑のメロンソーダは「喫茶店のメロンソーダ」という名前で提供されておりました。こちらは丸っこいグラスでレトロな雰囲気でとてもかわいい予感です。二つ並べて頼んだら素敵だろうなぁ。のんびりした良いお店なので、今度は友達を誘って来たいものです。

いやはや良い店を見つけました。店内BGMが延々とLOVEPSYCHEDELICOだったのもポイント高し。カフェ砂漠の池袋にこんなに素敵な店があるなんて!

cafepause.jp

ダイ・ビューティフル@シネマカリテ


「ダイ・ビューティフル」予告編

 

■あらすじ
トランスジェンダーのミスコン女王・トリシャが、ミスコン優勝の夜に突然の死を迎える。長年の友人のバーブスは、トリシャの生前からの願いである「葬儀の7日間は毎晩さまざまなセレブのメイクをして欲しい」という願いを叶えようと奔走し、トリシャに完璧なメイクと衣装を施す。美しく飾り立てられたトリシャの美しさはやがて話題となり…。

 
※ネタバレ含みます。

物語冒頭でこの世を去ってしまった主人公・トリシャの人生を様々な角度から振り返るお話。過去の物語は時系列でなく断片的に紹介されていくのですが、トリシャの人となりを垣間見ながらトリシャという一人の人間の生き様を知ることができる素晴らしき作品でした。すごく良かったです。

バーブスちゃん良い子だなぁ…。トリシャとバーブスの二人がとても良いコンビで大好きでした。ものまねメイクをしながら「これなーんだ?」「レゴでしょ」「レゴじゃねえわ!」みたいなやりとりにめっちゃ笑った。そんな微笑ましいやり取りもありつつ、真剣に語らうふたり。「死んだら綺麗に着飾ってほしい」トリシャと「生まれた時の男の姿で神様のところに戻りたい」というバーブスはまるで真逆の考えなのだけど、お互いそれを決して否定せずに尊重し合っていたのがとてもよい。だからこそバーブスはトリシャの願いを叶えたし、トリシャの髪を切ってしまった家族を責めていたし、ほんとうにトリシャの一番の理解者だったんだろうなぁ。そんなバーブスの作り上げたトリシャの美しさと言ったら!万華鏡のように次々姿を変えるトリシャの虜になってしまう。物語が進んでトリシャの内面を知るにつれ、さらに美しく見えていきました。ほんとうにほんとうに綺麗だった…。

そしてこの作品、好きなシーンが盛り沢山で困っちゃいます。トリシャにウェディングドレスを着せるシーンで、デザイナーが「ハサミを」と言ったシーンに痺れました。本物のプロによる美の追求、そしてそれを決心させたトリシャの美しさ…。美しいウェディングドレスがトリシャのために切り裂かれていく様は溜息ものです。すごいシーンだ…。

あと、トリシャが家を出る時に「私はトリシャ!トリシャ・エチェバリア!」と声高に自分に名付けた新しい名前を宣言するシーンも格好良かった。そして一番好きなのは、前述のバーブスちゃんと自分の葬儀について話すシーン。「神様からもらった身体をこんなに美しくしたのよって見せてあげたい」と自信たっぷりに微笑むトリシャの美しさったら…。あの時の表情、本当に綺麗だったなぁ。

葬儀にお父さんが乱入してくるかとドキドキしたけど来なくて良かったです。物語的にはそこで一波乱起こってしまうのかと思ったのだけど、何も起こらないようめちゃめちゃ祈ってしまった。「最強の二人」の時もこんな気持ちだったなぁ。物語の流れ的に必要かもしれないけど絶対何も起こってほしくない!って心から願ってしまうこの感じ。

あーほんとうにトリシャ綺麗だった…。棺の中でセレブを模した姿も、ミスコンでの姿も、部屋着のゆるい姿もどれも綺麗だったのだけど、トリシャの晴れやかな笑顔あってこそだなぁと思いました。トリシャだからこその、トリシャだけの美しさでした。すてきな映画を観たなぁ…。

バイバイマン@ヒューマントラストシネマ渋谷


『バイバイマン』予告編

 

■あらすじ
大学生のエリオットは、恋人のサーシャと幼馴染のジョンと共に大学近くの古い一軒家を借りて共同生活を始めようとしていた。奇妙な物音や現象が気になっていた時、寝室のナイトテーブルの引き出しの中一面に「考えるな、言うな)と書かれているのに気付く。さらにその紙の下には「バイバイマン」と記されていた。その名を知ってから、エリオットの周囲で次々に奇妙なことが起こり始める。


@ネタバレ含みます

原作はアメリカ版「本当にあった怖い話」的なシリーズの中の一作らしい。その名を知っただけで命が危ない…という流れは日本で言う「赤い沼」「紫の鏡」っぽいし、不可抗力で「知って」しまうことにより巻き込まれるというのも「リング」っぽくて、なんだか日本人に馴染みの深い設定が多いのでとっつきやすい気がします。いや、ホラーにとっつきやすさも何もないんだけども。笑

「バイバイマン」という名前だけを聞くとアンパンマン的でなんだかかわいらしい気さえしてしまうのですが、その正体は理不尽皆殺し呪いマン。「名前を言ってはいけないあの人」どころか「名前を知ってはいけないあの人」です。一度でも名前を知ってしまっただけで恐ろしいことが起こり、周囲の人を殺してしまう負の連鎖が始まるという理不尽さ。「リング」のように誰かに「伝染す」こともできず、回避する方法がないらしい。

バイバイマンの正体や目的が一切明かされなかったのでいまいちスッキリしない…!意味ありげに挿入される電車の景色や、連れている犬やコインの意味が気になったのだけど、何一つ明かされないのでモヤモヤが残ってしまいました。設定は面白かったしバイバイマンの立ち姿が格好良くて(パンズラビリンスなんかにも出てたデルトロ監督ご用達の役者さんだったと聞いて納得!)、ワクワクだったのでそのあたりは少々残念だったかも…。ラストシーンは2への伏線なのかなぁ。

序盤と終盤に2度もバイバイマンの名前を知りかける状況になっていながら神回避した姪っ子のファインプレーに痺れました。よ、幼女先輩…!

 

天使のナイフ/薬丸岳

 

天使のナイフ (講談社文庫)

天使のナイフ (講談社文庫)

 

 ■あらすじ
コーヒーショップのオーナー・桧山は、4年前に少年三人により妻を刺殺された過去を持つ。一人娘の愛実と二人で暮らしていたが、ある日、妻を殺害した加害者の内の一人が殺害されたことを知る。事件当時、加害者が少年法で護られたことで「加害者を殺してやりたい」とマスコミに発言してしまった桧山に容疑がかかっていると知り、少年たちの現在を知ろうと事件後の足取りを辿り始める。関係者を辿る内、事件の真相に近付いていき…。

 
※ネタバレ含みます

江戸川乱歩賞受賞作ということでなんとなく手に取ってみたらめちゃめちゃ面白かった!少年法を扱っている作品なのでいろいろ考えさせられることもあるのですが、とても良いミステリー作品です。

二段オチ三段オチどころか五段オチくらいまで転がっていって、怒涛の展開のラストは驚きの連続。あの人もこの人も関連していた…というのはちょっと偶然が過ぎるような気もしたけど、それはそれでアリかな…?歩美は明らかに怪しかったのだけど、まさか丸山と繋がっているとは。というか丸山があんな変貌をするとは。その上、殺された妻の祥子と娘の幼稚園の先生であるみゆきが過去に少年犯罪を犯していたり、果ては祥子の事件の時の弁護士の過去まで…と繋がりすぎていて怒涛の展開すぎる!

それにしても、福井くんに幸あれ…と思わずにいられない。とっても良い子だったので、彼には幸せになってほしいなぁ…。

函館うに むらかみ 日本生命札幌ビル店@札幌

札幌の〆ごはんはこちら!うにのむらかみさんです。今回の札幌遠征の同行者は飛行機の都合で昼過ぎに帰ってしまったので、ぼっちうに。ぼっちなのに予約キメました。だって絶対に食べたくて…!一人だったのに快く予約受けてくれてありがたかったです。案の定18時には列ができていたので、予約しておいて本当によかった…。ちなみに一人客は私含めて3組くらいいたのでぼっちでもおそれず積極的にうにをキメていただきたい!!

■うにいくら丼

f:id:mach24:20170724205715j:image
うにオンリーのうに丼と悩んだのですが、いろいろ食べたがりなのでこちらをオーダー。ちなみにこちらの画像はごはん少な目です。うには別添えのだし醤油にわさびをちょっと溶いていただきます。フワッフワのトロットロで濃厚でゆめごこちな美味しさでした…。ただでさえ美味いのに旬ときたらもう最強です。いくらの醤油漬けはプチプチはじけるけど皮は残らずいつの間なくなってしまうという絶品ぷり。シャボン玉かよ!!!!!!はかない!!!!!!!そしてこのうに&いくらを同時に食べるとワンダーランドが広がります。めっちゃおいしい…。し、しあわせ…。

■うにグラタン

f:id:mach24:20170724205729j:image
もうこのビジュアルが最高。こんなのおいしいに決まってる…!明らかに美味い。間違いなく美味い。とろっとろのあつあつホワイトソースにフワッフワに焼かれたうにが絶品でした。ウマイー!って思わずがっついたらうにの棘が指に刺さって笑った。ぅゎぅにっょぃ

いやはやおいしかった…。旬のうにってこんなにおいしいんですね…。ほんとうにもうびっくりするくらいおいしかった。こんなに美味しい物が食べられるなんてわたしは前世でどんな徳を…?さぞ高名な僧だったに違いない…。

うに尽しのコースもめちゃくちゃ美味しそうだったので、今度は誰か誘って来たいな~!

 

www.uni-murakami.com

 

 

 

奥芝商店 駅前創成寺@札幌

f:id:mach24:20170731025110j:image
念願のこのお店!いつ行っても混んでいてなかなか時間が合わなかったのですが、開店30分前から並んでようやく食べることができました。ヤッター!!!!ちなみに日曜の開店30分前から並んで2番目でした。開店時間には10組くらい並んでいたかと。…っていう情報を知りたくて事前にググれどもググれども出てこなかったのでここに記しておきます。笑

■やわらかチキンレッグと季節の野菜のカレー

オーダーしたのはやわらかチキンレッグと季節の野菜のカレー。スープはおくらく(えび)で辛さは3、無料トッピングにアボカド、トッピングをプラスして炙りチーズ。あと、プレーンのラッシーもつけました。

 

f:id:mach24:20170731025250j:image
そしてやってきましたスープカレーちゃん!やっと会えたね…(感涙)というきもちでいっぱいでした。ここのカレーずっと食べたかったので嬉しい。えびスープとは果たして…?と思っていたんですが結構はっきり海老だー!友人が鶏を選んでいたので一口いただいたのですが、こっちはがっつりチキン味。どっちも美味しかったなぁ。元のスープでこんなに味が変わるんですねぇ。奥深いな、スープカレー…!

野菜の量がものすごかったです。じゃがいもが甘くてぎゅぎゅっと身が詰まっていてしっとりしていてとんでもなく美味しかった。さすが北海道の芋…!そして奥の方にはキャベツがたっぷり。このキャベツがまた甘くて絶品!です。鶏肉は柔らかく煮込まれていて、スプーンでほろほろ崩れちゃうくらい。そして炙りチーズがたっぷり&濃厚でこれがあるだけでスープがぐぐっと濃くなってとってもおいしい。

スープの種類がいろいろあるので、今度はまた別の種類にチャレンジしてみたいなぁ。店舗によってメニューが違っていたりするようなので、パターン無限大の予感です。あと、次はもうちょっと辛くしても大丈夫だ!カレー屋さんに行くと日和っていつも辛さ控えめになってしまう…笑 

www.okushiba-kokoroba.com

 

 

ミルク村 SAPPORO本店@すすきの

札幌には年に一回くらい遠征する機会があるのに、ソフトクリームって動物園とか売店でしか食べたことないなぁ…と思い立って調べて見つけたこちらのお店。ソフトクリームにリキュールをかけていただくらしい。そんなのおいしいに決まってる!行きましょう!(即決)

ジンギスカンの後に夜おやつ訪問。昨日行ったななかま堂に引き続き、こちらのお店も飲み屋ビルの一角にありました。普通の飲み屋ビルの中に紛れるようにお店があるの、秘密基地感があって良い…。21時半頃に伺ったところ、先客が5組ほど。30分ほど階段に並びましたが、リキュール百種類以上の書かれたメニューを見ながらあれこれ悩んでいたらあっという間でした。


f:id:mach24:20170731154028j:image
店内は暗めで独特の雰囲気。ずらっと並んだカウンター席とテーブル席はお客さんでいっぱいでした。あと、アイスのお店のせいか店内は暖かめです。店内のゴチャゴチャ感がほどよくカオスでなんともキュート!

 

f:id:mach24:20170731154058j:image

通された席が萄棚みたいになっていてかわいいなぁと和んでいたら、どうやら人気のお席だったらしい。ふらっと初訪問でこれは幸先の良い展開…!

 

f:id:mach24:20170731154251j:image
オーダーしたのは3種類のリキュール+クッキー+紅茶のセット。紅茶のリキュール1種はテーブル単位で1つついてきます。リキュールはシェアできるので、3人×3種の9種類+紅茶でなんと10種類も楽しめてしまうという素晴らしさ!というわけで、こんな感じでオーダーしてみました。
 わたし:無花果グラッパ、ヨーグルト
 道産子ちゃん:ゴディバチョコレート、ミルク、クリーム
 博多っ子ちゃん:ローズ、さくら、余市りんごの原酒
いろんなリキュールがずらっと並んだ様子は圧巻!そしてリキュール皿につけられている名札も手書き風でとてもかわいいです。


f:id:mach24:20170731154558j:image
アイスクリーム到着!ほんのり黄色みがかかっているのですが、リキュールに合うように少しだけオレンジが加えられているそうです。まず一口そのまま食べてみたら、さっぱりしていて美味しい~!これだけでもバクバク食べられそう。


f:id:mach24:20170731154341j:image
リキュールをかけていただきまーす。小さなスプーンで一滴、二滴と垂らすのがまた楽しい。無花果がヒットでした。ふんわり香る無花果の香りが最高…!ゴディバチョコは鉄板の美味しさ!紅茶のリキュールがさっぱりしているのでお口の中のリセット代わりに使えてとても良いです。さらに、あれこれリキュールを組み合わせてみたり。紅茶+無花果、ヨーグルト+りんごなんかも美味でした。紅茶リキュールがほんとによい仕事をする…!

 

f:id:mach24:20170731154443j:image
そしてなんとなんと、おかわり可能!おかわりは一度きりですが、大盛り/普通/少な目と量が指定できるので安心です。というわけで全員勇み足でおかわりをオーダー。ほんと美味しくて永久に食べ続けていられる気がしてしまう…。甘い物はあんまり得意ではないわたしがこの状態なのだからすごいです。

 

f:id:mach24:20170731154533j:image

このタイミングで紅茶もいただけます。とぼけたカップがかわゆい。紅茶はダージリンかな。薄めだったのだけど、札幌は紅茶薄め派なのかしら。昨日のななかま堂も薄かったのだ。

 

f:id:mach24:20170731154411j:image

紅茶とともにクッキーも!いろんな形があってとてもかわいい!フクロウちゃんをいただきました。ちょっとボロッとした感じが哀愁漂ってて良いな…。

 

f:id:mach24:20170731154556j:image

砂糖入れがまたシュールな…と思ったら、顔の横にまた小さい顔があって人面瘡かよ!ってめっちゃ笑った。クレイジー!

いやはや組み合わせ無限大でとても楽しい…!ヨーグルト+マンゴーとか、チョコ+オレンジとか、紅茶+レモンとか、次行ったら何を頼もうかなぁ…などと考えてしまいます。

retty.me