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映画や本やおいしいものについて

アイアムアヒーロー@早稲田松竹

movie


大泉洋主演・4/23(土)全国公開 映画「アイアムアヒーロー」特番提供中

 

■あらすじ
漫画家を目指しながらアシスタントとして働く35歳の鈴木英雄。鬱屈とする日々を過ごしていたある日、同棲していた恋人が謎のウイルスに感染し、突如凶暴化して襲い掛かってくる。なんとか逃げ切るが、街はZQNと呼ばれる感染者で溢れていた。ZQNから逃げ惑う中で女子高生・比呂美に出会い行動を共にするようになり、標高が高い場所では感染を免れると耳にした二人は富士山を目指すが……。

観逃がして後悔していたところ、早稲田松竹にて上映してくれたので全力で駆けつけました。ありがたや…!冒頭のアシスタント先の人達がZQN化しているシーンがすごくよく作り込まれていて予想以上にグロくて最高でした。この塚地がすごい2016。日本製のゾンビモノというとちょっと…などと思っていたのですが塚地によりすっかり引きこまれてギラギラと鑑賞。面白かった…!

英雄がすごくいい奴なので最初から最後まで素直に応援できる。ダメ男なんだけど、自分より売れている漫画家の作品を「こんなの…」と言いながらも夢中で読んで「面白い!!」と言える素直さだったり、いざという時に戦おうとしながらも勇気が出ないで妄想を繰り返してしまうシーンだったり、そういうところもゾンビ物に出てくる主人公(=武器を手にゾンビに立ち向かうヒーロー)のセオリーから外れているのだけど、等身大の「普通の人」が描かれていてとてもよかった。

そんな英雄がめちゃくちゃになった世界で「英雄(=自分自身)」を取り戻して「英雄(=ヒーロー)」になる話という意味でタイトルを二重に回収しているのかな。もう逃げないと決めて散弾銃でZQNに立ち向かうシーンがすごく格好良かった。

あと、サブキャラもよかった!というかキャスティングがすごくよかった!アウトレット組がとても魅力的。井浦・サンゴ・藪は役者さんとキャラがピッタリだったし、三人とも演技がとてもよかった~!井浦の不気味さとか、サンゴの最後のシーンとか、藪のアクションとか。長澤まさみ、すごくいい女優さんだなぁ。綺麗なお洋服でニコニコしているような役よりこういう役の方が私は好きでした。かっこよかった!痺れる~!そして会計係と奥さんの最後が悲しくて、それまではZQNはとにかく殺らねばという感じだったのだけど、元は人間だったんだよな…とちょっと辛くなった。散弾銃での戦いとこのシーンの落差がザックリ刺さった…。

あくまでも英雄の成長譚を描いてのこのラストなのだろうけれど、ものすごく続きが気になる。ZQNは何故発生したのか?ひろみちゃんはどうなるのか?富士山で何があるのか?と気になるところが盛り沢山なので続編やってほしいなー。原作もまだ続いているようなので、その進行次第なのかな。原作も面白そうなので読みたいです。

こういうゾンビモノを見てるとどうやって攻略するか考えてしまうのはわたしだけだろうか…。ZQNに繁殖能力はなさそうなのでマンホールの蓋が開けられるならそこに落としまくって焼くとか、狭い通路におびき寄せて振り子タイプのトラップを作って頭を狙うとか?あとはとにかく噛まれないような防具を編み出すしか…。いずれにせよハウスオブザデッドやりたいな…という気持ちになりました。笑

ヒメアノールも良かったし、今年はバイオレンスな邦画が豊作だなぁ。良い年だ…。