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フラワーショウ!@ヒューマントラストシネマ有楽町


7/2(土)公開 『フラワーショウ!』予告篇

■あらすじ
アイルランドの田舎町からやってきたメアリーは、念願のガーデンデザイナーになるべく都会へとやって来る。著名なガーデンデザイナーのシャーロットの助手になるが、こき使われた上にデザインノートまで奪われて解雇されてしまう。自分の理想とする庭を作ろうと、英国の著名な「チェルシー・フラワーショー」への出展を決意するが…?

 アイルランドの田舎娘が英国最高権威のガーデンショーに挑戦するというお話。予告やチラシを目にした印象ではコメディテイストのサクセスストーリーなのかな…?という印象でしたが、想像していたよりも恋愛要素が強めでスピリチュアルな展開のお話でした。

資金的にも技術的にも分の悪かったメアリーが、その人となりや草花の知識で協力者を見つけていくという流れは凄く良かった。申込用紙を手に入れるくだりは今後の展開がどうなるんだろうというワクワク感も含めてすごく面白かったなぁ。メアリーがいきなりエチオピアに飛んだのはびっくりしたけど、そういう突飛に見える行動さえも内面の成長に意味あるものにしていくのが彼女の良さなのかもしれない。

野草中心の庭はとても美しかったのだけど、ああいう花はその場で咲いているのが一番きれいだなぁと思いました。庭として作るのではなく、見に行くものなんじゃないかなぁ…とも思ったり。でも、そういう魅力に気付かせるための活動であるならば、庭作りにもちゃんと意味があるんだろうな。